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今月のよもやま話

平成16年10月・神無月

ゴマすり大名(藤堂高虎)

●今月は、藤堂高虎が亡くなった月です。
●当時は、「七たび主人を替えないと一人前の武士ではない。」
と云われておりました。
高虎も主人を七たび替えました。
「関が原の役」の少し前に、家康と出会って、
「これからは、家康だ。」と決め、
その後は、何が何でも家康でした。
●「関が原の役」後は、
前田家島津家毛利家山内家鍋島家福島家らと同じ
外様大名ですので、
家康に徹底的に尽くす事が、
「外様潰し」に合わない為の一つの生き方でした。
ですから、妻子を誰よりも早く、人質として江戸へ送りました。
●徳川の時代が安定しても、毎日、江戸城へ登城して、
世間から、「烏(カラス)の鳴かぬ日はあっても、
高虎の登城せぬ日はない。」とまで言われました。しかも、
あの世に行っても「家康の側に居たい」という事で、
宗旨さえも家康と同じ天台宗に替えました。
●下の写真は、
高虎の居城(津城・三重県津市)の横矢掛かりを写したものです。


        

●高虎は、城造りの名人で、他に、
伊賀上野城、宇和島城等の城を造りました。
●今月はこれにてお仕舞です。
有難うございました。
●11月のよもやま話は「自慢の脇指」(坂本竜馬)です。又、聞いて下さい。

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Copyright 西室 博史 2003