●今月は、
山内一豊が、織田信長主催の「
馬揃え」で、
取って置きの名馬をお披露目して月です。
馬揃えとは、華やかな仮装軍事演習の事です。
●一豊は、始め、「ぼろばろ一豊」と呼ばれる位の
下級武士でした。
一豊は、安土城下の馬市で見つけた名馬を
10両で購入しました。
この金額は、たとえ上級武士でも破格な額でした。
●その名馬が、馬揃えで、信長の目に留まり
信長より奨励金を頂戴しました。
この事が、更に弾みになり
出世街道を登り詰め
一国一城の主にまでなりました。
●ご存知の通り、この10両を出したのが、
一豊の妻の「千代(写真・高知城内)」です。
この10両は、千代が嫁ぐ時に、
伯父から「『いざ』と言う時に使いなさい。」
と貰った10両でした。
千代が一豊に内緒で鏡箱の中に大切にしまって置いた物です。
この美談で、「一豊の妻」と言うと、
内助の功の代名詞となりました。