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今月のよもやま話

平成14年5月・皐月

鬼の土方(土方歳三)

●今月は、新撰組の土方歳三が、函館の戦いで戦死した月です。
●「幕末」と言うと、私は、八王子の生まれのせいか、
薩摩長州、土佐、肥前よりも、
幕府側の新撰組が、気になります。
●土方歳三は、八王子の隣の町・日野の生まれで、
同じ日野の出身では、井上源三郎がおります。
幕府が募集した浪士隊に、近藤勇・沖田総司・
永倉新八らと共に参加して、その後、新撰組を組織し、
自ら、副長となり、京都の治安の維持に尽力しました。
●当時、京都で、向こうから新撰組が来ると、
それまでさっそうと歩いていた志士たちが、あっと云う間に
姿を消したと言われています。とりわけ、
歳三は怖がられていました。「鬼の土方」と恐れられていました。
●歳三の遺品で、刀は、会津の刀工の、和泉守兼定作で、
幕末に流行った勤皇刀と呼ばれるものです。
「突き」を主体にした為、反りが少なく、
刀身が長く作ってあります。
鍔(ツバ)は華美な透かし等は無く、厚く丈夫にできております。
又、脇指しは、「長いほど良い」と云っており、
いたって実戦向きです。
●下の写真は、子供の頃、武士に憧れていた歳三が、
大人になったら、天下に、「名を轟かそう」と夢みて植えた
「矢竹」です。
●最後になりましたが、今回の取材で、
大変お世話になりました土方家の奥様に、改めて御礼申し上げます。


●写真は、歳三の生まれた家の跡に立つ
土方歳三資料館(後方)です。
●今月はこれにてお仕舞いです。
有難うございました。
●6月のよもやま話は「天下分け目の天王山」です。又、聞いて下さい。

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Copyright 西室 博史 2002