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今月のよもやま話

平成22年2月・如月

綺麗さび(小堀遠州)

●今月は、遠州流(茶道)の開祖で「綺麗さび」と言われた
小堀遠州」が亡くなった月です。
●遠州は、今井宗久千利休・津田宗及ら堺の茶人達(商人)と違い
備中松山城(下の写真)を預かる12000石の大名です。
茶道の他に庭造りにも長けていました。本名を政一と名乗ります。
古田織部(利休の弟子)に茶を教わりました。
利休の後は織部、その後は遠州と言われた茶の名人です。



●政一(遠州)は、家康の天下普請の一環としての
駿府城の築城を担当しました。
この時の功で政一は遠江守(とおとうみのかみ)の受領名を貰いました。
これ以後、遠州(えんしゅう)と呼ばれるようになりました。
●蹲(つくばい)で綺麗な音がする
水琴掘(すいきんくつ)を考え出したのが遠州です。
この時、世の茶人達は大変驚きました。
又、茶道具の命名を古典の和歌より取り入れました。
●最後に、当時流行った歌が有りますので紹介します。
      織理屈 綺麗キッパは 遠江
               お姫宗和に ムサシ宗旦
 織部(古田織部)は理屈っぽく 綺麗な点前が遠江(小堀遠州)
   お姫様風の優雅さは宗和(金森宗和) わび茶は宗旦(千宗旦)



●写真は、遠州が居た備中松山城(岡山県高梁市)の石垣です。
●城下の頼久寺には、
遠州の作った大海の波を表現するサツキの大刈り込みの庭園があります。
●3月のよもやま話は、「日米和親条約」です。
又、聞いて下さい。

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