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西室博史の

 続 知ったかぶりコーナー


和歌より

●主に茶入に名前を付けました。
遠州は、この名前を付けた茶入を中興名物と呼んでいます。
●茶入の名前と、その母体となった和歌を一部参考までに記しました。
   
茶入の名前 和歌
伊予簾(いよすだれ) 逢う事は まはらに編める 伊予簾 
          いよいよ我を 侘びさせるかな
相坂丸壷(おうさかまるつぼ) 相坂の 嵐の風は 寒けれど
          ゆくへしらねば 侘びつつぞぬる
田面(たづら) 打ち侘びて 落穂拾ふと 聞かませば
          我も田面に 行かましものを
即色(そくしき) むなしきか 色なきいろは 誰かみむ
          よしみむひとも 見ぬ世ならずは
広沢(ひろさわ) 広沢の 池の面に 身をなして
          見る人もなき 秋の夜の月
飛鳥川(あすかがわ) 昨日といひ 今日とくらして あすか川
          ながれてはやき 月日なりけり
音羽山(おとわやま) 音羽山 おとにききつつ 逢坂の
          関のこなたに 年を経るかな
一本(ひともと) 如何なれば 此ひと本に 時雨れけむ
          山にさきだつ 庭の紅葉は

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