●今月は、鳥羽伏見(京都市)の戦いがあった月です。
●幕末、鳥羽伏見で、
薩摩軍・
長州軍(5000)と
その3倍の勢力の旧幕府軍(15000)とが戦いました。
●鳥羽の
薩摩軍が先に、大砲を旧幕府軍に発砲しました。
この時に悲惨な
戊辰(ぼしん)戦争の
火蓋が切られました。
●なんと、数の少ない薩摩長州軍が勝ちました。
薩長軍は、最新兵器を持ち、更に、
洋式訓練を受けた軍隊でした。それに対し、
旧幕府軍は、戦国以来の古めかしい軍隊でした。
お節句の五月人形がそのまま出てきた様な軍隊でした。
しかも、薩摩軍に
錦旗(天皇の旗)が揚がりました。
その為に、旧幕府軍の最高司令官・
徳川慶喜は、
本気で戦えば勝てる戦だったのですが、
天皇に刃向かって賊軍になる事を恐れ、
戦うのをやめました。
そして、慶喜は、江戸へ逃げて帰りました。
●因みに、
新撰組(旧幕府軍)の
土方歳三は、この戦いに負けて
「もう
刀の時代は終わった。」と話ております。
●この戦いが新しい時代の扉を開きました。