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今月のよもやま話

平成22年7月・文月

豪商(茶屋四郎次郎)

●今月は、京都の豪商茶屋四郎次郎(ちゃやしろうじろう)が
亡くなった月です。
●四郎次郎は、家康の三河時代からの商人と云われています。
本名は、中島清延といいます。
●四郎次郎の家(京都)へ家康が泊まっていた時に
「本能寺の変」が起こりました。
当然、家康は何も知らないで堺見物に出かけていました。
四郎次郎はいち早くこの事件を早馬で家康に知らせました。
しかも、家康の為にあるったけの銀を胴巻に入れて走りました。
混乱した堺(近畿地方)から家康の領国(三河)への帰国に
その銀を役立てる為です。
四郎次郎は、家康一行の先へ先へと回り
手持ちの銀を配っては一行の安全を確保しました。
●因みに、この家康一行の供をしていた武将は、井伊直政
本多忠勝、榊原康政、酒井忠次、石川数正、服部半蔵
大久保忠隣達たった34人という小人数でした。
●その後、四郎次郎は秀吉から朱印状をもらい
安南(あんなん)貿易を行い角倉了以後藤庄三郎と共に
「京都の三長者」と呼ばれるようになりました。
三方が原の戦い小牧長久手の戦いにも軍需品を全て任されています。



●上の写真は、四郎次郎宅の跡です。新町蛸薬師下ルに有りました。
●私事ですが、四郎次郎宅跡は、
私が京都時代に勤めていた店のすぐ近くでした。
ここの一筋北側の店で丁稚をしておりました。
とても懐かしかったです。
●8月のよもやま話は、「越前の名門」(朝倉義景)です。
又、聞いて下さい。

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