●今月は、
豊臣秀吉の家臣・石田三成が治部少輔の
官職についた月です。
●この「よもやま話」が始まって2年が過ぎても、
私の好きな武将の三成が出てこないので、無理に、
今月呼び出しました。
●三成と言えば、「
三杯のお茶」と「
関ヶ原」が思い出されますが、
今回は、彼の落首のお話です。
三成に 過ぎたるものが 二つ有る
島の左近と
佐和山の城
●彼は、戦働きが不得手なので、
その欠点を補う為に、
筒井順慶の元家臣で、「
鬼の左近」と言われた猛将・島左近を
二万石の高禄で招きました。
当時、三成は、四万石を領していましたので、
殿様(三成)より家臣(左近)の方が収入が多いという
珍しい逆転現象になってしまいました。
それ程に、左近の事を期待していましたし、
左近も期待される程の人物でした。
●又、佐和山城は身分不相応な大きな城でした。
関ヶ原の役に、徳川勢が攻めてわかった事ですが、
城の内部は、粗壁で、住居用ではなくて、
実用を宗とした戦の為の城でした。
●すべて秀吉の為に、「恩返しをしよう」という
考え方が彼の根底に有りました。
●下の写真は、彼の出生の地です。