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今月のよもやま話

平成16年9月・長月

鬼の左近(島左近)

●今月は、島左近が討ち死にした月です。
関が原の戦いで黒田長政軍の鉄砲に当たり戦死しました。
●左近(さこん)は、石田三成の家老で、
「鬼の左近」と恐れられていました。
●正義感が強い官僚的な三成に対して、
左近は、現場の人ですから、
家康の恐ろしさを、三成よりも、より深刻に肌で感じ
危機感をいつも持っていました。
ですから、「こと」有るごとに
「家康を今、討つべし。」と
常に進言してきました。しかし、
そのつど、三成にたしなめられました。
●さて、関が原の戦いの前日(杭瀬川の戦い)には、
左近の率いる一軍が大勝を収め、
西軍の士気を大いに高めました。そこで、
「明日、東軍が勢いづけば万に一つの勝ち目がない。
是非、今、夜討ちを。」と最後の献策をしましたが、
やはり、三成の許可は出ませんでした。
●下の写真は、島左近屋敷の跡(現清涼寺境内)で、
当時より有るタブの老木です。


        

●清涼寺(写真・彦根市古沢町)は、井伊直正が開基で
井伊家の菩提所です。
●今月はこれにてお仕舞です。
有難うございました。
●10月のよもやま話は「ゴマすり大名」(藤堂高虎)です。又、聞いて下さい。

ご指摘・ご意見等ありましたら、是非 こちらまでメール下さい。

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Copyright 西室 博史 2003