令和5年1月・正月
「儒学の祖」(林羅山)
●今月は、林羅山(はやしらざん)が亡くなった月です。
[上の写真は、羅山が教える儒学の祖・孔子の像です。
湯島聖堂(東京都文京区)に有ります。
因みに、私共のお茶のサークル名は、論語の子曰を除いた
始めの二文字・学而より取り『
学而軒』と名づけました]
羅山は、
藤原惺窩に学んだ儒学者で、
方広寺の鐘銘事件(
国家安康)を家康に提案した人です。
武家諸法度や、
朝鮮通信使への国書を起草しました。
●羅山は、上野忍岡に儒学の私塾を建て、多くの門人を育てました。
そして、この地に孔子廟を建てました。
その後、私塾と孔子廟は、神田の湯島(昌平坂)に移されて
幕府直轄の
昌平坂学問所(現湯島聖堂)になりました。
武士の学校の最高峰となり、その後、東京大学に発展していきます。
●
岡谷繁実が卒業しました。
[上の写真は、昌平坂学問所の横に有る昌平坂です。
因みに、昌平坂学問所は、昌平黌(しょうへいこう)とも呼ばれていました。]
●今月は、これにてお仕舞です。有難うございました。