●武士の鎧兜(よろいかぶと)は、基本は防御の為ですが、
この頃(戦国の末期)は、奇抜なデザインで相手を威圧する
風潮が見られました。
●武具の性格から、猛々しいデザインばかりと思いましたが、
下記のような優雅、或いは、珍奇な物が考案されました。
蝶々、梅の花、手ぬぐい、兎の耳、魚の尻尾、鮑、
羊歯の葉、木莵(みみずく)、唐人笠、人間のリアルな顔、
実践には適さないが、
敵の意表をつくには最適でした。
●自己を主張する為に、個性的で、目立つ事が大事でした。
もちろん、自分の死を飾る「死に装束」には違い有りません。
●最後に、
槍、
刀、
弓の話のように
鎧兜が語源でできた言葉を下に記します。
兜を脱ぐ
カブトガ二
勝って兜の緒を締めよ
兜首
鎧戸(よろいど)
兜焼き
カブト虫
鎧袖一触
兜町
とりかぶと
戻る
Copyright 西室 博史 2001