東京・八王子の明治38年創業 呉服店「きものの西室」

今月のよもやま話

平成28年02月・如月



光悦村(本阿弥光悦)


●今月は、本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)が亡くなった月です。
光悦は、ご存知・工芸作家の大家です。



 [上の写真は、光悦寺(京都市北区鷹峯光悦町)に有る光悦垣です。
 光悦垣は別名・臥牛垣(がぎゅうがき)と呼ばれています。
 光悦垣は裏側表側がなく作って有ります。
 写真後方の山が鷹ヶ峯です。]

以下は、歴史とお茶の先生・熊倉功夫氏のお話です。
家康が大坂夏の陣で豊臣家を滅ぼし駿府に引き上げる時に、
光悦に鷹峯の土地・東西二百間(360m)、南北十町(800m)の土地を与えました。
その後、この村を「光悦村」と呼ぶようになりました。
光悦村の石高は約176石で、この村の支配権を与えました。
この時に、光悦が町人から代官に昇進しました。
光悦村は、鷹峯街道の御土居を超えた処です。洛外です。
一番大きな家が光悦邸で間口が60間(約100メートル)です。
光悦はここに茶室も建てました。
●近衛信尹、松花堂昭乗と共に寛永の三筆と云われております。



 [上の写真は、京都伝統工芸館で展示されていた光悦村の模型です。
 手前が洛中で御土居の外に柵が巡らしてあります。その先が光悦村です。
 村の中央右側に光悦の家があります。左側には茶屋四郎次郎の家もあります。]

●1月のよもやま話は、「戦国最強の武士」(上泉伊勢守信綱)です。
又、聞いて下さい。

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