●今月は、少庵召し出し状が出された月です。そこで、少庵の話です。
少庵は利休の後妻(宗恩)の連れ子で千家の二代目を継ぎました。
実父は能の小鼓の名人・宮王三郎です。
●利休の一件で少庵は京都を所払いになり、
蒲生氏郷を頼って遠く会津若松へ行きました。
氏郷に2~3年世話になりましたが、家康と氏郷の力添えで秀吉から
召し出し状(赦免状)が届きました。
●少庵の話で興味深い話が有りますので紹介します。
ある時、少庵が茶室の天井に突き上げ窓を二つ開けました。
これを見た利休が「ダメだ。ダメだ。すぐに塞ぎなさい。」と怒りました。
すぐに塞ぐと「それで良い」と。
その後、少庵が利休の家へ行って見ると天井に突き上げ窓が二つ開いておりました。
少庵が怒って「どういう事ですか」と尋ねると、
利休は、「茶の湯の世界は親も子もない、お互いライバルだ
自分が二つ開ける為にお前の方を塞がせたのだ」と勝手な話です。
残念ながら、写真が見つかりません。残念です。
●パソコンが壊れて往生しました。その後遺症がまだ残っております。
●12月のよもやま話は、「京都所司代」(松平定敬)です。
又、聞いて下さい。
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