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今月のよもやま話

平成21年4月・卯月

金ヶ崎の退き口「織田信長」

●今月は、織田信長が浅井長政(あさいながまさ)と
朝倉義景に挟撃され京都へ逃げ帰った月です。
●信長が越前の朝倉義景の支城・金ヶ崎城を落した時に
突如、後方の浅井長政が信長との同盟を破棄し
朝倉義景(あさくらよしかげ)側に付きました。
信長は、長政に退路を断たれた為
長政と義景に挟まれた状態となり逃げ場を失いました。
絶体絶命となりました。しかし、
松永久秀の道案内で辛くもこの危機を脱出しました。
その脱出ルートは、朽木谷を抜けて京都へ逃げる道でした。
●信長に、長政の謀反をいち早く知らせたのが妹のお市です。
お市の夫(長政)の謀反を信長だけに内緒で知らせました。
この時の知らせる方法が面白いです。それは、
信長の好物である小豆を袋に入れて
「陣中見舞い」として信長に贈りました。
この小豆の入れ方が特殊でした。
袋の両端を紐で括り付けました。
両端が結んであって「挟まれた」という暗示でした。
この暗示で信長は、すぐ危機を悟り
即刻、金ヶ崎の戦場を脱出しました。



●写真は、金ヶ崎城の跡に建つ金ヶ崎宮(福井県敦賀市)です。
●金ヶ崎城は、敦賀湾に飛び出した三崎の先端です。
三方が海の為天然の要害となっています。
●5月のよもやま話は、「愛宕山」です。
又、聞いて下さい。

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