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今月のよもやま話

平成25年10月・神無月

多聞櫓(松永久秀)

●今月は、松永久秀(まつながひさひで)が信貴山城で爆死した月です。
●久秀は、斉藤道三と並び下克上の代表のような人物です。
爆死した信貴山城と同時期に多聞山(奈良市)に城も造り
二つの城に居住していました。今月はその多聞山城(下の写真)の話です。


[佐保川に掛かる若草橋です。この川を防御の堀代わりにしていたのでしょう。
この橋を渡った正面が多聞山城です。]

●久秀は、多聞山城の城塁の上に櫓(やぐら)を造りました。
この櫓は高い位置にあるので敵の状況が良く見え、又、
近づく敵に櫓から石を投げたり落としたり矢を射ったりするのに適していました。
この櫓が防御にとても有利という事で各大名はすぐ真似しました。
この櫓は「多聞櫓」と呼ばれるようになりました。
久秀の発明です。又、
この多聞山城には天守閣も有りました。見せる為の城でした。
信長が安土城に天守閣を造るより約15年も前に造りました。
この多聞山城を訪れた宣教師のルイス・デ・アルメイダ
「この城は日本の中で最も美しい物の一つである」
と言っております。


[上の写真は、本丸跡に建つ奈良市立若草中学校です。
偶然に鹿が階段上に写ってました。
私の右側が城跡の碑です。多聞城跡と掘って有ります。]

●10月のよもやま話は、「」です。
又、聞いて下さい。

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