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今月のよもやま話

平成21年3月・弥生

そうせい候「毛利敬親」

●今月は、毛利敬親(もうりたかちか)が亡くなった月です。
●幕末の長州藩毛利家)36万石の大大名の殿様です。
毛利家は、島津家と並び外様大名の代表格でもあります。
●敬親は、家臣が何を上申しても
「そうせい」と返事をしていたので
「そうせい候」と陰口を言われております。
主体性が無い殿様と言われております。が、一方、
幕末を生き抜いてきた名君とも言われております。
●これまで平和が永く続いた為、
「殿様」個人よりも「お家大事」で、
多くの殿様は飾り物になってしまいました。
ですから、自我を抑えて生きなければ
暗殺される可能性も有りました。
「お家・藩(藩士)」の為に生きなければなりませんでした。
敬親もその事を良く理解していましたので
藩士の意見には、何時も「そうせい」と言わないと
危険だったのかもしれません。
●敬親は、長州藩の京都追放、蛤御門の変
英・仏・米・オランダ軍との敗戦、幕府との戦い、倒幕。
正に、激動の長州を良く生き抜いてきました。



●写真は、瑠璃光寺(山口市)内に有る敬親の墓です。
こちらの寺には、素晴らしい五重塔が有ります。
●4月のよもやま話は、「金ヶ崎の退き口」です。
又、聞いて下さい。

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