●河越城（埼玉県川越市）は、当初上杉朝定の城でしたが、
北条早雲がこの城を取り家臣の北条綱成に預けました。
その為、上杉朝定が上杉憲政と組、河越城を取り戻す為に、
八万余騎で押し寄せました。
●上杉連合軍は、城を囲み、落城寸前まで攻め込み、
明日は、落城と城外で陣を張っていました。
そこへ、北条氏康（早雲の孫・氏照の父）が手勢八千騎を率いて
救援に駆けつけました。
八万と八千では、相手になりませんが、
氏康は、夜戦を決行して、
見事に河越城（写真）の救援に成功しました。
さらに、敵将・上杉朝定を討ち取りました。
●氏康のこの勝利が関東に覇を唱える引き金となり、
この後、すぐに、八王子の滝山城を吸収して、
関東に北条王国を確立しました。
●一方、上杉憲政は家臣の信頼を失い
関東を追われ、越後の長尾景虎（後の上杉謙信）の処へ
身を寄せました。
その時に、上杉家の家督も長尾景虎に譲りました。
●河越城は、太田道灌が築城しました。
●今月はこれにてお仕舞です。
有難うございました。
●５月のよもやま話は「目抜き通り」です。又、聞いて下さい。
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Copyright 西室 博史 2003