●今月は、太田道灌が暗殺された月です。
●道灌は、素晴らしい歌人でもあり、
城造りの名人でもありました。文武兼備でした。
●当時、
関東管領(関東の支配権)は、
上杉家が持っていました。
しかし、この上杉家も二つに分かれて争っていました。
一番勢力が、山内上杉家で、
二番勢力が、道灌の主人扇谷上杉家
(武蔵河越城)です。
●道灌の実力が発揮され、目立ってきますと、
主人(扇谷上杉家)から妬まれるようになりました。
この状況のなかで、一番勢力(山内上杉家)からの陰謀も加わり
主人(扇谷上杉家)が道灌を騙し自宅に招き入れ、
道灌を入浴中に暗殺しました。
この時、道灌は、「当方、滅亡。」と言いました。
●
道灌ゆかりの歌を書いてみました。
七重八重 花は咲けども 山吹の
みのひとつだに なきぞ悲しき 兼明親王
●話が違いますが、道灌が活躍している頃、
八王子の大石氏が
高月城を築きました。
因みに、八王子の大石氏は、山内上杉家に属していました。
●上の写真は、道灌終焉の地(神奈川県伊勢原市)に有る
道灌の墓です。
●今月はこれにてお仕舞です。
有難うございました。
●8月のよもやま話は「中立国を夢見た男」(河井継之助)です。又、聞いて下さい。
ご指摘・ご意見等ありましたら、是非
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