表紙 よもやま話 きものの話 きのの相談 サロンコンサート 画廊 店内 展示会 サイトマップ  

今月のよもやま話

平成14年10月・神無月

滝山城攻め(北条氏照)

●今月は、武田信玄滝山城を攻めた月です。
信玄は、駿河の海を得る為の陽動作戦の一コマとして、
北条氏照(北条早雲の曾孫)の滝山城を叩きました。
●永禄12年、信玄が青梅方面から攻めて来ました。
滝山城の真正面です。
当時、甲州への道は、青梅回りでした。
下の写真の川(多摩川)向こうに甲州軍が現れ、
風林火山の旗をはためかして、威風堂々と陣を布きました。
●氏照は、甲州勢の陣形を見下ろしながら、
「良く訓練されている。見事なものだ。しかし、
甲州勢なにする者ぞ、甲斐の信玄坊主め、来るなら、来い。」
●滝山城は天然の要害で、しかも、負け知らずの北条軍なので、
氏照は意気盛んでした。
もともと、氏照は、主戦論者で、
彼の手紙には、「如意成就」の文字の印判を使うくらいですから
向こうっ気が強く、好戦的でした。
●そこへ、信玄の別動隊が小仏峠(現在の甲州街道)を経て、
滝山城の裏手にあたる南浅川・廿里峠方面に突如として現れました。
氏照は、予期せぬ事と、
急遽、重臣の横地、近藤を廿里峠に向かわせましたが、
簡単に破られ一気に二の丸まで攻め込まれました。しかし、
●この二の丸の門前で、
勇敢にも氏照自身が自慢の槍を振るって甲州勢の猛攻を退けました。
この話は、郷土の誇りとして、語り継がれてきました。
●この後、信玄は、小田原へ向い、引返して三増峠へ向かいました。


●桜の時期に来ると素晴らしいです。
ポロンとペティもここは大好きです。広くて気持ちが良いです。
●今月はこれにてお仕舞いです。
有難うございました。
●11月のよもやま話は「小田原攻め」です。又、聞いて下さい。

ご指摘・ご意見等ありましたら、是非 こちらまでメール下さい。

以前のよもやま話へ
表紙へ戻る

Copyright 西室 博史 2002