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今月のよもやま話

平成14年12月・師走

大坂冬の陣(真田幸村)

●今月は、大坂の陣(冬の陣)が有った月です。
●大坂の陣は、徳川家康が豊臣家を滅ぼす為の戦いです。
二回有りまして、一回目が「冬の陣」で、
五ヶ月後の二回目が「夏の陣」です。
「兜に香」の木村重成、「夜討ち大将」の塙(ばん)団右衛門、
「お家再興」をかけた長宗我部盛親、「又兵衛」こと後藤又兵衛
いろいろな人間模様が展開され興味深いです。
●そして、大坂の陣と言えば、やはり真田幸村でしょう。
その幸村は、残念ながら、大坂方の首脳部から信用されず仕方なく
大坂城の外側へ、出丸(真田丸)を築きました。
実は、ここが大坂城の只一つの弱点で、幸村は弱点を補強しました。
●それより前、後藤又兵衛が、幸村より早く、この弱点を見抜き
同じ様に出丸を考えておりましたが、幸村に譲りました。
●又、幸村は、兄(本家)が徳川方に属しているため、
兄(本家)に害が及ぶ事を考え、
六文銭の旗印は使用しませんでした。
そして、本名の信繁も使わないで、幸村と名乗りました。
●幸村は、父(昌幸)譲りの軍略家で、
この真田丸の攻防の一戦で、
徳川方に過去二度にわたる信州上田城の惨敗を思い出させました。
そして、天下に古今無双の弓取り(名将)の名を轟かせました。
●下の写真は、冬の陣で、
幸村が使用したと言い伝えられてきた「秘密の抜け穴」です。
●最後に、一茶が作った俳句を紹介致します。
   炬燵(こたつ)して  語れや真田の  冬の陣


●「秘密の抜け穴」は、宰相山公園(大阪市)の三光神社に有ります。
幸村の石像が隣に有りました。
●今月はこれにてお仕舞です。
有難うございました。
●1月のよもやま話は「もう一つの五稜郭」です。又、聞いて下さい。

ご指摘・ご意見等ありましたら、是非 こちらまでメール下さい。

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Copyright 西室 博史 2002