令和6年11月・霜月
「片桐貞昌」(石州)
●今月は、片桐石州(かたぎりせきしゅう)が死亡した月です。
[上の写真は、慈光院(奈良県大和郡山市)の門です。茨木門と呼ばれています。
片桐且元が茨木(いばらき・大阪市)の城主であった時の櫓門を移築したものです。
当時は、瓦屋根でしたがお茶室に似合うように茅葺に葺き変えた、
とお知らせ版に書いてありました。
景色の良いお座敷で片桐家の家紋型をしたお菓子が戴け、
お抹茶も戴けました。]
名前は貞昌(さだまさ)で大名です。
石州は官職名です。
貞昌は、お茶の石州流の祖と云われています。
古田織部、
小堀遠州と並んで武家茶道の流派です。
●石州は、秀吉の「
賤ケ岳の七本槍」の一人片桐且元の甥です。
大和小泉藩の二代目藩主です。初代藩主は、且元の弟(貞隆)です。
石州は、父(貞隆)の菩提を弔う為にここ慈光院を建てました。
お寺ですがお茶室も有り接待向きに作って有りますが、
土塁も築かれ城造りの面も隠せません。
●因みに、幕末の
井伊直弼が石州流です。
[上の写真は、石州の領地大和小泉藩(13000石)の小泉城跡の碑です。
現在は、住宅地となっていて更に、城下らしく道が複雑になっている為に
探すのに苦労しました。]
●今月は、これにてお仕舞です。有難うございました。