令和6年10月・神無月
「籤引き」(北野大茶の湯)
●今月は、
北野大茶の湯が開催された月です。
[上の写真は、北野天満宮(京都市上京区)にある大茶の湯の碑です。
我が家の愛犬ペティの写真です。懐かしいです。]
秀吉の九州征伐の戦勝祝いと
聚楽第の完成祝いを兼ねた茶会です。
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兼見卿記によると、北野天神本殿に上る時には、
履物を懐に入れ、入口とは違う道を出たとあります。一方通行です。
本殿の本席は四つに分かれ、
秀吉の前で籤を引き、二人一組となり濃茶を戴いたとあります。
一の席では、秀吉がお茶を点て、二の席は利休が点て、
三の席は
宗及が点て、四の席は
宗久が点てました。
因みに、吉田兼見は、四番籤を引いたので宗久の席とあります。
又、兼見卿記には、秀吉の事を「一段とご機嫌なり」とあります。
[上の写真は、兼見卿記を書いた吉田兼見の出た吉田神社(京都市左京区)です。]
●今月は、これにてお仕舞です。有難うございました。