平成29年8月葉月
吉田兼見(兼見卿記)
●移転の後遺症がまだ長引いています。
●今月は、吉田兼見(よしだかねみ)が死亡した月です。
[上の写真は、吉田神社内にある斎場所大元宮です。
その説明が下の写真です。]
●兼見は吉田神社(京都市左京区)の神主で、
「
兼見卿記(かねみきょうき)」を書き残しました。
●
細川幽斎の従兄弟で、
足利義昭、
織田信長、
明智光秀、
豊臣秀吉等、時の有力者と交流があり、
信長から
堂上家の家格を貰いました。
ある時、信長の
足利将軍追い出し作戦の時に
将軍義昭の評判を尋ねましたら、
「足利義昭将軍は朝廷や京都市民に評判が悪い」と答え
信長が大喜びしたと記録されています。
●余談ですが、徒然草の作者・吉田兼好は、この吉田神社の社家の出です。
●9月のよもやま話は、「大谷吉継」(三成との友情)です。