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今月のよもやま話

平成18年10月・神無月

北野大茶湯(豊臣秀吉)

●今月は、豊臣秀吉が北野天満宮(京都市上京区)の森で、
大茶会を開催した月です。
●秀吉は、「天気次第で大々的なお茶会を開催する。
会場は、北野の森で、期間は、10日間。
お茶の好きな人なら町人、百姓、外人でもかまわない。
気楽に参加しなさい。」と呼び掛けました。
広さは、畳二畳で、莚(むしろ)でもいい。
席順などは自由でよし。
茶が無ければ、「こがし」でも良い。と言っております。
●この茶会は、今までに前例のない非常に大規模で、
しかも、大衆的な茶会でした。
千人以上の参加者が茶席を作りました。
中でも、一間半の朱塗りの大きな日傘を立て、
葭(あし)で囲いをした「ノ貫(へちかん)」と言う人が
しつらえた茶席が、秀吉は気に入り
「ノ貫」の税金を免除しました。
●しかし、残念ながら、この茶会は、
佐々成政の領国肥後(熊本県)で
土一揆が起こり一日で中止になりました。



●写真は、北野天満宮に有る井戸で、
秀吉が、その時に使用したと伝わっております。
●11月のよもやま話は、「伊賀の忍者」(服部半蔵)です。又、聞いて下さい。

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