東京・八王子の明治38年創業 呉服店「きものの西室」

今月のよもやま話

令和5年6月・水無月


「徳川和子」(家康の陰謀)



●今月は、徳川和子(とくがわかずこ・まさこ)が亡くなった月です。
和子は、後水尾天皇の奥様(中宮)です。



 [上の写真は、和子が宮中に入内する時に京都御所に作った大玄関です。
 現在は、妙法院(東山区妙法院前側町)に移築されました。
 その妙法院は、七卿落ち事件と関係があります。]

家康が天皇の外戚になる為に送り込まれました。が、失敗しました。
●和子の父は、徳川二代将軍秀忠で、母は浅井長政の娘・江(ごう)です。
ですから、信長の家系でもあります。信長の姪の娘です。
●宮中では、濁点を嫌いますので「まさこ」に呼び名を改名しました。
又、和子(まさこ)は、手先が器用で押絵が得意でした。更に、
お茶も好きでした。宗旦が宮中に教えに伺っています。
宗旦は和子の為に紅花染の袱紗紅花染の茶巾及台子を考案しました。
その為、押絵の作品が表千家に多く伝わっています。



 「上の写真は、後水尾天皇と和子(東福門院)の別邸・修学院(左京区修学院)
 内の違い棚(霞棚)の写真です。右側の鯉の絵は、網が破れていまして、
 そこから鯉が時々逃げ出す、との話でした。
 建築資金は、実家の徳川家がほとんど出しました。」

●今月は、これにてお仕舞です。有難うございました。


 
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