令和2年11月・霜月
武士に憧れて(近衛信尹)
●今月は、公家の
近衛信尹(このえのぶただ)が生まれた月です。
[上の写真は、京都・紫野大徳寺にある近衛家のお墓です。
総見院の西隣です。]
●現在の成人式に当たる元服の式を信長が努めました。しかも、
信尹の信は、信長の「信」をもらいました。
●信尹は、秀吉時代にも、武士の影響を受け
武士に憧れ朝鮮へ出兵しようとしました。
その為に、天皇、公家衆から軽はずみであると云われ、
秀吉の命で
薩摩へ三年間の配流となりました。
●信尹は、利休とも縁がありましたが、
宗旦と特に親しく、
宗旦は、「桜の御所様」と呼んでいました。
●
本阿弥光悦、
松花堂昭乗と共に
寛永の三筆と云われています。
[上の写真は、近衛邸屋敷跡です、大きな池があり向こうに橋が見えます。
ここは、桜の名所で、
孝明天皇が歌を詠みました。
「昔より 名にはきけども 今日みれば
むべめかれせぬ 糸桜かな」]
(むべめかれせぬ とは、目が離せない程美しい とありました)
●10月のよもやま話は、「 」( )です。