東京・八王子の創業明治38年 呉服店「きものの西室」

今月のよもやま話

平成25年4月・卯月



信長へ遺言状(斉藤道三)


●今月は、美濃(岐阜)の斉藤道三が遺言状を書いた月です。
その翌日に長男の義龍と戦って長良川で討死しました。

●道三は、一介の油売りから身を起こし一国一城の主になった人物です。
出世と共に名前を変えました。油売りの時は山崎屋庄五郎、
武士になってからは西村勘九郎、長井新九郎、最後に斉藤道三です。


 [上の写真は、離宮八幡宮(京都府乙訓郡大山崎町)の境内にある
 油売りの像とそのシンボルマークです。
 道三もこの寺から油を仕入れて、このような服装で販売していたのでしょう。]

●さて、遺言状には、「美濃は織田信長の思うままに任せる。
そして、一家に一人出家すれば九族報われる為
息子よ寺に入りなさい。」現に妙覚寺に入りました。
又、「老いて病気で死ぬという苦から逃れられ戦で死ねるとは嬉しいことだ。」
と書き残しております。
●道三には、不思議な魅力があります。
道三は、天下取りを争ったわけでもなく、
真田昌幸のように天下を取る人物に大いに影響を与えた
と言うわけでもないし
又、北条早雲のように地方に一大勢力築いたわけでもなく
川中島の戦いのように歴史に残る大きな戦いをしたわけでもないし
しかも、新しい戦い方を考案したわけでもないのに
何故か話題となる不思議な人物です。


 [上の写真は、道三の墓がある常在寺(岐阜市梶川町)です。
 この寺には、お馴染みの道三の肖像画があります。]

●最近の研究では、道三は一代で美濃の国主になったのではなく
親子二代説が正しいとされています。

●嬉しいことがありました。3月28日(木)に
宮地真緒(2002年NHK「まんてん」でヒロインを演じた女優)が
当店にインタビューに来ました。
4月24日(水)のWebマガジン「B-plus」に掲載されます。
少し恥ずかしいですがご覧ください。
その時の記念の写真が こちら です。

●5月のよもやま話は、「石川丈山」(詩仙堂)です。
又、聞いて下さい。

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