●今月は、斉藤道三と
織田信長が対面した月です。
●信長の奥様・
濃姫(のうひめ)は、道三の娘です。
●対面の場は、道三の領国・美濃と
信長の領国・尾張との国境の
聖徳寺(下の写真)で行われました。
●道三は、先に来て、
「バカ」と呼ばれている信長の行列を対面会場の近くの民家から
こっそりと眺めておりました。
すると、信長は、頭を茶筅に結い、浴衣に荒縄を巻き付けた
例のだらしない姿で現れました。
道三は、「生意気な、無作法者に会うのに礼儀はいらない。」
と考え対面の服は、第一礼装はやめ、準礼装にしました。
●対面の場で、道三が待って居ると、
何処で着替えたのか、信長は、髪型を整え、
仕立て上がりの第一礼装
(晴れ着)で現れました。
光り輝くような好青年に変わっていました。
●対面後、道三は、家臣に、
「残念ながら、我家の息子達は、
いつか信長の家臣になるだろう。」と話しております。