●今月は、織田信長が始めて茶会を開いた月です。茶会の会場は
京都の
妙覚寺(京都市上京区・下の写真はその
大門です。)
二日間にわたり開催しました。
一日を二部に分けて前半を武将達、後半を茶人達の会としました。
合計四回開催しました。
●越前の
朝倉義景を滅ばした3ヶ月後のことです。
朝倉戦の戦勝祝をも込めての茶会です。
●茶会の
メインテーマである掛軸は、
二日間とも同じで前半は「月の絵」を掛けて
後半は裏方で働いた茶人達の為に
「帰帆の絵」を「月の絵」の上に重ねて掛けました。
どちらの掛軸も朝倉義景よりの戦利品です。そして、
床の間には
三日月の茶壷を飾り、
茶入は
九十九茄子です。
本膳には、金箔を貼った皿に雉の焼き鳥が出ました。
菓子は、柿、栗、キンカン、きんとん、焼餅、昆布です。
●お客は、一日目は
津田宗及ら堺の茶人達で
お茶は信長専属の茶人・
梅雪(ばいせつ)が点てました。
二日目は、松井友閑、
今井宗久、山上宗二です。
濃茶は利休が、
薄茶は今井宗久が点てました。
利休は二日目に参加しています。
●上の写真は、妙覚寺内に有る唐門です。
門の右下に狩野派の始祖である「狩野元信の墓の碑」があります。
私の後ろに隠れてしまいました。
こちらの寺は、狩野家の菩提寺です。
●12月のよもやま話は、「宗旦狐」(千宗旦)です。
又、聞いて下さい。
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