東京・八王子の創業明治38年 呉服店「きものの西室」

今月のよもやま話

平成24年9月・長月



土佐の藩祖(山内一豊)


●今月は、山内一豊(やまうちかずとよ)が亡くなった月です。
一豊は、掛川(掛川市)5万石から土佐(高知市)24万石の
一国一城の主になった人です。
この昇進の陰に一豊の妻・千代の力もありました。

写真予定

●「関が原の役」の約2ヶ月前の事、
下野小山(栃木県小山市)で作戦会議が開催されました。
この会議で一豊が「掛川の城と秤量を家康様に差し上げます。」
と家康に言った事がきっかけとなり我も我もと家康に見方しました。
実は、この会議の前に一豊は、妻から送られて来た手紙を開封せずに
家康に差し出しました。この手紙は二通ありました。
一通は、石田三成から(秀頼様へ見方するよう)の誘いの手紙
もう一通は、妻の千代からの手紙(大坂の状況説明)です。
実は、この二通の他に内緒にもう一通手紙が届きました。
その手紙には、先の二通の手紙を未開封のまま家康に差し出すよう
指示してありました。
この一豊の言動を家康が恩に感じて関が原の戦後
土佐24万石の領主に抜擢しました。
●一豊は、土佐で掛川当時の家臣と新たに徴募した武士を上士とし
土佐の旧主の家臣(長宗我部侍)を下士としました。
土佐を二元性にしました。掛川時代の武士は進駐軍のような型になりました。


 [上の写真は、土佐高知城の天守閣内部です。
 欄間が面白いので写真を撮りました。]

●10月のよもやま話は、「平蜘蛛の釜」(松永久秀)です。
又、聞いて下さい。

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