東京・八王子の明治38年創業 呉服店「きものの西室」

今月のよもやま話

平成26年6月・水無月



緒方洪庵(人の為に尽くす)


●今月は、緒方洪庵(おがたこうあん)が亡くなられた月です。
●洪庵は、備中で武士の子として生まれましたが病弱な為に
医者を目指しました。
当時、一般的な医者は漢方でしたが、洪庵はオランダ医学(蘭方)を
長崎で学び蘭学を修得し、
大坂に私塾・適塾(てきじゅく)を開設して多くの人に蘭学を教えました。


 [二階の大部屋(教室)へ登る為の階段です。とても狭いです。]

●洪庵は、医者は利の為でなく人の為になすものだと教え
門弟には福沢諭吉、大村益次郎、大鳥圭介、橋本左内らがおります。
又、天然痘の治療にも貢献しました。
●弟子の福沢諭吉は、「洪庵先生は
とても温厚な方で怒ったことは無くいつも諭すように教えてくれた。
ニコニコしている時の方がかえって怖い」と話しております。


 [二階の大部屋です。ここで塾生が畳が見えない位に大勢暮らしていました。
 福沢諭吉は、もうこれ以上勉強できないくらいに勉強したと言っております。]

●洪庵は、幕府からの要請を堅く断り続けましたが、遂に断りきれず
奥医師として法眼の位を戴き江戸へ出向きましたが、しかし、
その翌年気苦労から突然吐血して亡くなりました。

●7月のよもやま話は、「佐久間象山」です。
又、聞いて下さい。

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