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今月のよもやま話

平成23年6月・水無月

池田屋(新撰組)

●今月は、「池田屋事件」があった月です。
ご存知、新撰組が旅館・池田屋へ斬りこんだ月です。
●池田屋があった場所は、京都への入口が三条大橋(下の写真)で、



そのすぐ先が高瀬川に掛かる三条小橋、
その先右側(北側)にありました。三条通りに面していました。
旅館の大きさは、間口三間半(6m30cm)、奥行き十五間(27m)
部屋数は一階が二部屋、二階が五部屋の旅館です。
建坪80坪の標準的な旅館です。
●その池田屋で尊王攘夷の過激派が
恐ろしい計画を練っていました。その計画は、
御所に火を付けてその混乱に乗じ孝明天皇を長州に連れ出し
自分達の正当化を計るという物騒なものです。
●その計画を探知し近藤勇永倉新八達が
京都の治安を守る使命で彼らのたむろする池田屋へ斬り込みました。
斬り込みは成功し京都の治安を保持できたので
京都守護職の会津藩より多額の褒美が出ました。
●この事件の為に、明治維新が一年遅れたと云われています。
又、逆に一年早くなったとも云われています。
司馬遼太郎は、この事件がなければ薩摩、長州による明治維新は
なかったと云っています。



●上の写真は、旅館・池田屋の跡に建つパチンコ屋です。
写真の中央部にその石碑が有ります。
現在は、居酒屋に代わっているそうです。
●7月のよもやま話は、「方広寺」(国家安康)です。
又、聞いて下さい。

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