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今月のよもやま話

平成22年5月・皐月

居合の神様(林崎甚助)

●今月は、居合神社(山形県村山市林崎)の例祭が行われる月です。
この例祭では、全国の剣士が境内で居合を奉納します。
実は、この居合神社の正式名は、熊野明神といいます。
●この居合を編み出したのが林崎甚助(はやしざきじんすけ)です。
幼名・浅野民治丸といいます。
●甚助の父が熊野明神で囲碁の帰りに理由は分かっていませんが
坂上主膳に闇討ちにされました。
甚助は、父の仇討ちの為に熊野明神に剣術上達を祈願し、
ここに数年篭もりました。
そして、居合術を神から授かりました。
この村の名・林崎から林崎甚助と名前を改め仇討ちに出ました。
そして、二年後、京都伏見で仇と出会い
めでたく本懐を遂げ山形へ帰り、
その時の刀「信国」を熊野明神に奉納しました。
その後、甚助は祭神として祀られ、
居合神社と呼ばれるようになりました。
甚助は、その後、諸国を廻り塚原ト伝に指導も受けました。
●甚助の技は、「を抜いて人を斬る時に、傍らの人は
鍔なりの音だけが聞こえて、鞘を出入りする刃は見えない。」と云われています。



●上の写真は、甚助が祀ってある居合神社です。
●私が伺った時には、偶然、
地元の方でしょうかとても熱心に居合を奉納しておりました。
●6月のよもやま話は、「藩政改革」(山田方谷)です。
又、聞いて下さい。

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