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今月のよもやま話

平成20年7月・文月

一筆啓上(本多作左衛門)

●今月は、本多作左衛門が亡くなった月です。
●「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」の
日本一短い手紙を書いた人です。
この簡潔な手紙は、作左衛門(さくざえもん)が
長篠の戦いの時に陣中から妻に送った手紙です。
文中のお仙とは、跡取りの幼名仙千代(成重)の事です。
●作左衛門は、家康の三河以来の忠臣です。
忠義一徹、勇猛果敢で、
「鬼作左」と呼ばれ恐れられていました。
●作左衛門らしい忠義の逸話が残っています。それは、
家康が秀吉の願いでしかたなく上阪した事があります。
なぜなら、秀吉が自分の母親(大政所)をも家康へ
人質に差し出したからです。
この時、作左衛門は、
秀吉の母(人質)の住まいの周りに薪を積み上げ
主君家康に何か有ったら直ぐに火を付ける体制を整えた話です。
●しかし、母思いの秀吉の怒りに触れ、後年家康を通じて
上総国古井戸に一時左遷されました。が、
関ヶ原の役」後、息子仙千代(成重)は、
越前丸岡城(43000石・下の写真)に出世しました。



●写真は、丸岡城(福井県丸岡町)です。
屋根瓦が焼き物ではなく石で出来ています。
鯱(しゃちほこ)も石で出来ています。
●日本最古の天守閣です。
●8月のよもやま話は、「生麦事件」です。
又、聞いて下さい。

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