刑死した月です。
●武田勝頼（信玄の息子）が長篠城（城主奥平貞昌）に
猛攻を掛けました。
長篠城（愛知県新城市）では、秤量もあとわずかとなり
城を枕に討ち死にするしかないという状況でした。
その様な時に足軽の強右衛門が
城外の家康の陣へ援軍の要請に行く事を志願しました。
●強右衛門は、豊川（当時は、寒狭川）を渡り
勝頼軍の包囲を突破して家康への救援の要請に成功しました。
そして、すぐ長篠城へ引き返しました。
しかし、長篠城へ帰る途中勝頼軍に捕まってしまいました。
●勝頼軍に城へ向かって「家康は来ない」と言えば助けてやる。
言わなければ殺すと脅され、城から見える所で磔にされました。
強右衛門は、長篠城へ向かって
「三日で援軍は来る。安心せよ」と叫びました。
その為、その場で殺されました。
しかし、この強右衛門の言葉で城兵に元気が出て、
長篠城は落城しませんでした。
●その三日後に設楽が原の戦いが有りました。
●写真は、強右衛門が磔にされた跡に立つ碑です。
鳥居強右衛門磔死之跡と刻んで有ります。
●この碑は、本丸跡の反対側に有ります。
●６月のよもやま話は、「槍一筋（加藤清正）」です。
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