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今月のよもやま話

平成18年12月・師走

365日酔って候(山内容堂)

●今月は、幕末の賢候・山内容堂(やまうちようどう)が、
土佐藩主に就任した月です。
山内一豊が興した土佐24万石の殿様(15代藩主)です。
酒が大好きで、自ら「鯨海酔候」と称しております。
●勝海舟が、「殿様(容堂)の酔っていない時にお話をしたい」
と言ったら、持っていた扇子に
「365日酔って候」と書いて渡しました。
●そんな酔っ払いの容堂ですが、
「武術で飯が食える」と云われたほど
「馬術」が誰よりも得意で、「居合い」は神業でした。
又、義理堅く、現在あるのは、徳川家のお陰と強く思い、
徳川家に非常に強い恩義を感じておりました。
更に、容堂は、時代を見る目が有り、
徳川家の存続を第一に考えて、
徳川慶喜に大政奉還を薦めました。
その後の、新政府では、
徳川家を中心とする中央政府を強く主張しましたが、
残念ながら岩倉具視、西郷隆盛、大久保利通らの
強い反対にあい実現しませんでした。
●酒の飲み過ぎの為、明治五年46歳で死亡しました。



●写真は、土佐の高知城です。
すぐ後ろが、大手門で、遠景は、その天守閣です。
●1月のよもやま話は、「名代官・江川太郎左衛門」です。又、聞いて下さい。

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