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今月のよもやま話

平成17年8月・葉月

中立国を夢見た男(河井継之助)

●今月は、河井継之助が、
長岡戦争の鉄砲傷がもとで、亡くなった月です。
●幕末・戊辰戦争の最大の悲劇が会津戦争で、
最大の激戦が今月の長岡戦争です。
長岡藩と官軍の戦いです。
●長岡藩(74000石・藩主牧野忠訓・新潟県長岡市)は、
目立った産業もない田舎の小さな藩です。
その小さな藩が官軍と互角以上に戦いました。
「もしや」と言うところまで奮戦しました。
その長岡藩の軍事総督が継之助です。
●継之助は、武士の世は近いうちに無くなり、
封建制度は、終わると考えていました。
継之助は、長岡藩の存続だけを純粋に考えていました。
そこで、継之助は、
何処にも属さない中立国(藩)を造ろうとしました。
幕府側にも、薩摩長州側にも属さない藩を造ろうとしました。
その為、継之助は、大胆な藩政改革で洋式軍隊を作り、
武装中立を唱えました。
●当然、中立の考え方は官軍に受け入れられず、
おしくも、負けました。



●上の写真は、栄涼寺(長岡市)に有る河井家の墓です。
案内の碑には「継之助様」とあります。
●今月はこれにてお仕舞です。
有難うございました。
●9月のよもやま話は「槍倒しの松」(岩国)です。又、聞いて下さい。

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