東京・八王子の明治38年創業 呉服店「きものの西室」

今月のよもやま話

平成26年11月・霜月



太閤検地(豊臣秀吉)


●今月は、太閤検地が行われた月です。
●豊臣秀吉といえばなんと言っても大坂城築城と検地・刀狩りですね。
その大阪城築城と刀狩りは又の機会にしまして今回は検地の話です。



 [上の写真は、安土桃山時代の桃山の語源となった桃山城(伏見城)
 に秀吉が手植えしたヤマモモです。
 後年この地に移植したとお知らせ板に書いてありました。
 このヤマモモは、血天井のある養源院(京都市東山区)境内に有ります。

●検地とは、田畑の面積とそこからの収穫高の調査です。
秀吉はこの調査を全国的規模で行い単位を統一しました。
要するに各地でバラバラだった長さ等の尺度を統一しました。
長さは、六尺三寸を一間(京で使っていた尺度)と決め、
容量は、京枡(京で使っていた枡)で量るように統一しました。
又、田畑を上・中・下・下々の四段階に分けました。
そして、年貢はその土地の所有者でなく
直接その土地で働く耕作者に課税しました。
この検地の発案と実務は石田三成がしました。



 [上の写真は、秀吉のお墓です。阿弥陀ヶ峰(東山区)に有ります。
 豊臣家滅亡と共に壊されましたが明治になってから再建されました。
 私の左側に有る灯篭は秀吉と縁の有る蜂須賀小六の子孫が奉納致しました。]

●実は、この検地を行ったのは秀吉がまだ「関白」の頃でした。でも、秀吉は
「太閤」という冠が好きで良く使っておりましたので太閤検地と呼ばれています。

●12月のよもやま話は、「施薬院全宗」()です。
又、聞いて下さい。

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