平成29年4月・卯月
山上宗二(薩摩屋)
●移転の後遺症がまだ長引いています。
●今月は、山上宗二(やまのうえそうじ)が処刑された月です。
[上の写真は、南宗寺天慶院(堺市)にある宗二の供養等
一会塚です。]
●宗二は、利休の高弟で利休と同じ堺の商人(
会合衆)です。
薩摩屋と呼ばれていました。そして、
お茶道具の秘伝書(
宗二記)を書き残しました。
●宗二は、『
茶の湯は上手だが「歯に衣着せぬ物言い」で
人に憎しみを買う事が多かった』と言われております。その為に
秀吉の茶頭をしていましたが折り合いが悪く追放され、
大和郡山の秀長(秀吉の弟)の下で茶頭を務めました。しかし、又、
浪人して今度は秀吉に敵対する小田原の北条氏で茶頭をしました。
この事が、
小田原の陣で知れ、秀吉に戻って来いと云われましたが
断ったのでその場で処刑されました。
●3月のよもやま話は、「名将言行録」(岡谷繁実)です。