平成２８年１月・正月

もう一人の剣聖（上泉伊勢守信綱）

●今月は、上泉伊勢守信綱（かみいずみいせのかみのぶつな）が亡くなった月です。
●信綱は、上州上泉の出身で塚原卜伝と並び剣聖と称されます。
信綱の主家（長野家）が武田信玄に滅ぼされた時に武田家に仕えるよう
薦められましたが武者修行に出るという事で武田家に仕えませんでした。
その時に、信玄の「信」の文字を貰い信綱と名乗りました。



　［上の写真は、上泉城（前橋市上泉町）の本丸跡に立つ信綱の像です。］

●生涯無敗で人格者です。正々堂々と戦いました。
●ある時、信綱が旅をしていると、強盗が子供を人質に取って立てこもりました。
信綱はすぐ頭を剃り坊主の姿をして強盗に近づきおにぎりを差し出して
強盗が気を取られている隙に相手を取り押さえ無事子供を救出しました。
●竹を８～１６に割って革の袋にいれて竹刀を作りました。
現在剣道で使っている竹刀の原型です。



　［上の写真は、西林寺（前橋市上泉町）にある信綱の墓です。
　ここ西林寺は、上泉城の一の郭跡と云われています。］

●２月のよもやま話は、「」（本阿弥光悦）です。
又、聞いて下さい。