●今月は、後藤徳乗(ごとうとくじょう)が亡くなった月です。
徳乗は、金工師・後藤祐乗から数えて五代目です。
●徳乗は秀吉の命で大判(金貨)を作りました。
純金で小判形の楕円形をしております。
縦15.4cm・横10.2cm・重さ165gで世界最大の金貨です。
歴史上最も豪華な貨幣です。秀吉の金好きの最たる物です。
大判の表に「拾両後藤」と後藤の「花押」が墨書きしてあります。
秀吉の桐の家紋が刻印してあります。
通貨として使用するのではなく報奨金や贈答品の為に作られました。
ですから、大判一枚(拾両)が小判(一両)10枚に換金できませんでした。
又、この表の墨書きの書き直しも後藤家がやっていました。
しかもかなりの料金が掛かりました。
ですから、誰もが大切に扱って大判を持つ時は袱紗を使っておりました。
「紫野十二坊に有る徳乗のお墓です。」
●11月のよもやま話は、「太閤検地」(秀吉)です。
又、聞いて下さい。
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