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今月のよもやま話

平成19年7月・文月

親心(豊臣秀吉)

●今月は、天下人豊臣秀吉が、諸大名に
息子(秀頼)に対する忠節」を誓いさせた月です。
●この4ヶ月前の3月には、
醍醐の花見」と言われる大々的な花見の会が
醍醐寺三宝院(京都)で催され、
秀吉の元気さをアピールしましたが、
その後、体力が急速に衰え、伏見城で療養を続けていました。
しかし、回復の見込みが無いと秀吉は思ったのでしょう。
当時6歳の息子(秀頼)の行く末が心配になり
息子(秀頼)に対する忠節を誓いさせました。
●この翌月の8月5日には、又も、
「秀頼をくれぐれも頼む」と五大老に託しました。
その言葉は、天下人の言葉ではなく、
普通の父親の言葉のようです。それは、
「秀頼の事、成り立つように、頼みます。
この事の他は思い残す事は無い、
返す返す秀頼の事を頼みます。」と頼んでおります。
そして、この月、伏見城にて没しました(8月18日・62歳)。



●上の写真は、豊国神社(京都市)にある唐門(国宝)です。
この門は、伏見城の遺構と云われています。
●秀吉の辞世は、「露と落ち 露と消えにし 我が身かな
                浪速のことは 夢のまた夢」



●伏見城の写真が有りませんので大阪城の写真にしました。
上の写真は、その大阪城内にある振袖石です。
その重さ120トンと有りました。
これで三番目の大きさと言いますから秀吉はすごいです。
●8月のよもやま話は、賤ヶ岳の七本槍「脇坂安治」です。又、聞いて下さい。

ご指摘・ご意見等ありましたら、是非 こちらまでメール下さい。

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