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今月のよもやま話

平成15年1月・正月

もう一つの五稜郭

●今月は、龍岡藩主大給乗謨が陣屋(もう一つの五稜郭)
の建設許可を幕府に願い出た月です。
●当時は、城・陣屋の修理・建設は幕府の許可が要りました。
この修理の許可を取るのに失敗したのが、
福島正則です。
●この五稜郭は、長野県南佐久郡臼田町に有り、
函館の五稜郭と同じような星型をしております。
只、戦用の城ではありませんから、ミニサイズです。
でも、石垣の造りが非常に良くできていて、
星型が良く分かります。
●さて、新撰組が活躍している文久年間に
幕府の参勤交代制が緩和されました。
その為、この藩でも家臣の本国(三河)での在国期間が長くなり、
本国三河四千石では狭くなりました。
そこで、飛び地の信州龍岡一万二千石の地に本国移転を
幕府に願い出ました。
この時に、五稜郭(陣屋)の建設許可も願い出ました。
●本国移転に伴い、三河の精神を忘れないように、松平姓を
三河の先祖の地名にちなんで「大給(おぎゅう)」と改名しました。
●この五稜郭(陣屋)は、元治元年(1864)三月着工
慶応三年(1867)四月完成、
明治六年(1873)取り壊し。短い命でした。
●実は、龍岡藩は、16000石の大名という事で、
城は持てませんでした。


●現在は、小学校になっていて、子供達が賑やかに遊んでいました。
我家の犬が、正面の木の下に居ます。
●今月はこれにてお仕舞です。
有難うございました。
●2月のよもやま話は「薩摩の話」です。又、聞いて下さい。

ご指摘・ご意見等ありましたら、是非 こちらまでメール下さい。

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Copyright 西室 博史 2002