東京・八王子の明治38年創業 呉服店「きものの西室」

今月のよもやま話

平成26年8月・葉月



ロドリゲスと茶の湯(日本協会史より)


●今月は、日本協会史を書いたロドリゲスが亡くなった月です。
ロドリゲスは、ポルトガル人でイエズス会に入会しておりました。
後年マカオに追放されて、マカオで日本協会史を書き上げ死亡しました。



 [上の写真は、信長が許可した南蛮寺跡(蛸薬師室町西入ル)です。
 私が勤めていた会社のすぐ近くでした。当時はまったく気が付きませんでした。
 今も自転車が市内では活躍します。室町筋(呉服関係)は皆自転車でした。]

●日本協会史(ロドリゲス著)には以下の事が記載されています。
織田信長、豊臣秀吉の頃から宴会の形式が当世風に大きく変わりました。
要するに、余分な物、わずらわしい物を捨てて古い習慣を変えました。
以前は、食べきれない沢山の料理の他にも食べられない飾り物も食卓に並んでいました。
それを食べきれる分だけの料理を出すようになり、しかも、
出来立ての料理をその都度出しますので暖かい物は暖かく食べられるようなりました。
この料理の出し方は数寄がかりです。と記載されています。
●茶道研究の第一人者・熊倉功夫先生は、装飾を廃止して出来立ての料理が
その都度運ばれてくる茶事のような物ではないかと解説しております。
更に、利休の茶の湯から学ぶ所が大きいとも解説しております。



 [上の写真は、秀吉が許可した南蛮寺跡です。ここに妙満寺が有りまして
 その妙満寺の境内に南蛮寺が有りました。この碑は岩上通りと綾小路の交差点です。
 今年(平成26年)のお盆休みにやっと行く事が出来ました。]

●9月のよもやま話は、「寝物語の里」です。
又、聞いて下さい。

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