●今月は、
長谷川等伯が亡くなった月です。
●等伯は、画家(絵師)です。七尾(石川県七尾市)の人です。
下の写真は、その七尾駅前に有る等伯の像です。左手に絵筆を持っています。
●等伯は、大徳寺三玄院の襖に絵を描きたくて住職の
春屋宗園に
常々お願いしておりましたが、
春屋は仏の場である方丈に襖絵は要らないと何時も断り続けてきました。
そんなある日、住職の春屋が留守の時に
三玄院に勝手に上がり込み
許可を得ず襖に水墨画を一気に描き上げました。
この無許可の襖絵が今は、重要文化財になっております。
現在は、高台寺の圓徳院(下の写真)に所蔵されています。
●等伯は、利休の肖像画も残しています。
この肖像画がたった一枚の利休の絵です。
お馴染みの黒の頭巾を被り白扇を持って座っている例の肖像画です。
利休の没後4年に等伯が描きました。
現在、表千家に残っています。
叉、武田信玄の肖像画も描きました。これも叉、
現在、我々が「信玄」で思い浮かぶあの顔の絵です。
共に重要文化財です。
●等伯は、家康に招かれて江戸へ到着した二日後に亡くなりました。(72歳)
●上の写真は、圓徳院の等伯の襖絵が有る部屋です。
余談ですが、こちらのお寺では、離れの小間でいつでもお茶が戴けます。
●3月のよもやま話は、「醍醐の花見」(豊臣秀吉)です。
又、聞いて下さい。
ご指摘・ご意見等ありましたら、是非
こちらまでメール下さい。
以前のよもやま話(綴り)へ
表紙へ戻る
サイトマップ
Copyright 西室 博史 2008