令和5年4月・卯月
「直江兼続の手紙」(気さくな秀吉)
●今月は、
直江兼続の手紙(文禄3年4月2日付)の話です。
その手紙には、気さくな秀吉の事が書かれています。
[上の写真は、
伏見城遺構の唐門(豊国神社・京都市)の唐破風です。
豪華な装飾が施されています。秀吉の時代を伏見時代と呼ばずに
桃の香りがする桃山時代と呼ぶのは、秀吉の時代を偲んでの事だと
云われています。]
兼続(かねつぐ)が主人(上杉景勝)に宛てた手紙です。
伏見城建築工事の進み具合を報告しつつ秀吉の事を報告しています。
それには、「昨日も、太閤様ご覧なされて、工事の者、誰にでも
気楽にお声を掛けていました。」とあります。
●秀吉は、とても気さくです。秀吉の素晴らしい所です。
故郷の中村に帰った時も地元の百姓に
一人ひとり声を掛けて「やあやあ、良い天気じゃのう、皆元気かや、
仕事は済んだか、そうか、それは安気じゃのう。」ととても気さくです。
[上の写真は、伏見に有る町会名のお知らせ版です。
興味深い名前が一杯です。]
●今月は、これにてお仕舞です。有難うございました。